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印刷物を制作する工程は、
と大きく3工程に分けられています。
前工程は、印刷をする前段階の作業工程で、印刷物の企画から原稿・素材作成、デザイン、印刷データ制作などが挙げられます。
当社に印刷物製造として発注された多くの業務は、この前工程から作業することになります。
そして作業の要となる印刷データ制作は、パソコンを使って行われていることから、DTP(DeskTop Publishing)と呼ばれています。
公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)では、このDTPスキルを習得した人材育成のため、「DTPエキスパート」という認証制度を設立しました。
このDTPエキスパートを取得するには、よい印刷物を作るために習得すべき知識が求められ、
そのカリキュラムは、DTP用ソフトウェアを使いこなすだけでなく、デジタルカメラや色管理をはじめとしたDTP関連知識、コンピュータの知識、印刷工程の基礎知識など様々なジャンルに及んでいます。
また2020年3月より学科試験に加えて、実技試験も行われるようになり、学科試験の合格者を「DTPエキスパート」、
学科試験と実技試験、双方の合格者を「DTPエキスパート・マイスター」として認定しています。
そしてDTPエキスパート認証資格は2年に1度更新が必要で、技術変化に合わせた知識を身につけることにも役立てる事ができるのです。
阿部紙工では、資格取得推奨制度の対象となる資格のひとつに「DTPエキスパート」を選出しており、
2023年2月現在、制作部門 を中心に合計49名が資格取得をしています。
資格を取得することにより、社員自身の技術習得の証明となるだけでなく、取得のための社員教育体制の確立やお客様へ提供する印刷データ制作の品質向上、新しい技術の情報取得から提案・提供まで繋げています。
今後もこうした資格取得を推奨し、お客様へ提供する製品の品質向上に努めて参ります。
DTPエキスパート資格の詳細につきましては、公益社団法人 日本印刷技術協会 のホームページをご確認ください。
※2023年6月 資格取得者数を更新しました